過活動膀胱について

「過活動膀胱(Overactive bladder(OAB))」という病気は、頻尿と深い関わりがあります。
ここでは過活動膀胱の症状、原因、治療などについて、詳しく解説していきましょう。

どんな病気?

過活動膀胱とは、簡単に言うと、尿をためる器官である膀胱が正常に働かなくなってしまう状態のことです。膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮し、頻繁に尿意をもよおしてしまいます。

頻尿の症状の他にも、膀胱過敏の状態であるため、突然我慢できない程の尿意をもよおしたり(尿意切迫感)、ひどいときには「切迫性尿失禁」という尿漏れが起きることもあります。

頻尿のなかでももっとも多く取り上げられる機会の多い病気であり、加齢とともに有病率が上がっていきます。40代ではわずか4.8パーセントの有病率にとどまりますが、80歳以上になると、全体の36.8パーセントがこの過活動膀胱という病気を抱えることになります。

原因とは?

過活動膀胱が起こることには、いくつかの原因があります。

神経因性

「神経」というと「心の問題」を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし「神経因性」というのは、脳血管や脊髄の病気(脳卒中や脳梗塞、パーキンソン病脳脊髄腫瘍、脊髄損傷など)によって、「脳と膀胱を結ぶ神経系」にトラブルが生じた後の後遺症として起こるものを指します。

この神経因性過活動膀胱を患うと、私たちの体は、正常な状態のときとは異なり、膀胱をコントロールできなくなります。不適切なタイミングで尿意を感じたり、尿漏れが起こったりするのです。

非神経因性

「非神経因性」と呼ばれるものは、「神経因性以外のもの」を指します。具体的にどんな要因が関わっているのか見ていきましょう。

前立腺肥大症
これは男性にしか起きないものですが、尿が出るための道がふさがってしまい、きちんと尿が出なくなってしまいます。単に「尿が出なくなる」というトラブルにだけとどまるわけではありません。残尿感もあるため、「なんとか尿を出し切ろう」として、膀胱を過度に働かてしまうことがあります。このような無理な負担が繰り返しかかった膀胱は、とても過敏な状態になります。過活動膀胱が起こるのは、その結果なのです。
加齢
過活動膀胱を招く原因の一つです。50代以降では男性の方が罹患率が高く、多くの人が過活動膀胱に悩まされています。
骨盤底筋のゆるみ
前立腺肥大症」が男性だけの悩みであるのなら、「骨盤底筋」の影響で過活動膀胱が起こるのは女性に多い悩みだと言えます。
女性、特に産後や更年期の女性は、骨盤底筋にダメージを受けることがあります。もちろん全ての人がこの症状に悩まされるわけではありませんが、骨盤底筋がダメージを受けてゆるむと、膀胱が下へ下がりがちになります。下がった膀胱が周囲の臓器に圧迫されて、急に強い尿意をもよおしたり、膀胱の尿を全て全て出し切れなくなるため、すぐに膀胱がいっぱいになって、頻繁に尿意をもよおしてしまうことがあるのです。
原因不明
意外に思われるかもしれませんが、過活動膀胱が起きる原因のなかでもっとも大きな割合を占めるのは、「原因不明」のものです。ストレスや自律神経の乱れなどの影響が大きいのではないかと言われています。

どんな治療をするの?

過活動膀胱の治療は、泌尿器科を受診するところから始まります。ただ、「近くに泌尿器科がない」「いきなり泌尿器科を受診するのは抵抗がある」という場合は、一度内科にかかるのもよいでしょう。そのうえで、過活動膀胱であるということになれば、薬による治療を中心として対応していくことになります。

治療薬について

このような過活動膀胱を治すための薬にはどのようなものがあるのでしょうか。
前立腺肥大症による過活動膀胱の場合は、病気そのものの治療薬が必要になるので、●「男性特有の頻尿について」●を見てください。

抗コリン薬
過活動膀胱の治療薬として広く知られているものです。これは膀胱の収縮を抑制することができる薬であり、女性を対象として処方されることが多いものです。
詳しくは、●「頻尿の治療薬≫病院でよく使われる処方薬≫抗コリン薬」●へどうぞ。
β3刺激薬
これは2011年に出た比較的新しい薬で、尿をためる力を向上できるというものです。副作用がとても少ないことでも知られています。
こちらも、詳しくは●「頻尿の治療薬≫病院でよく使われる処方薬≫β3刺激薬」●へどうぞ。

自分でできる対策は?

過活動膀胱は、自分自身で行うトレーニングによっても、少しずつ改善すると言われています。「膀胱訓練」や「骨盤底筋体操」などが挙げられます。詳細は●「自分でできる頻尿対策」●を参照してください。
ただし、前立腺肥大症によるものの場合は、上でも述べたように病気そのものの治療が必要です。●「男性特有の頻尿について」●で詳しくご確認いただけます。

過活動膀胱は本当に厄介なものですが、その原因や治療薬、対策を知ることによって、適切な対処ができるようになります。もちろん独断は危険ですが、病院で診療を受けた後は、このような対策に取り組んでいくのがよいのではないでしょうか。

前立腺肥大症による過活動膀胱の場合

上述のように、前立腺肥大症による過活動膀胱の場合は薬による治療が必要です。しかし、病院に行く時間がなかったり、病院に行くのは面倒だし、お金がたくさんかかるのもいやだと思ったりして、先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか。

それならば、通販で前立腺肥大症による過活動膀胱(頻尿)の薬を手に入れてみてはいかがでしょうか。以下の記事でその方法をご紹介します。

前立腺肥大症による頻尿の治療薬を通版でかんたんに購入する方法

 
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