夜間頻尿について

「夜間頻尿」」という言葉に、心がドキっとする人もいるのではないでしょうか。
加齢とともに増えてくるこの「夜間頻尿」は、多くの人を悩ませているものです。
その実態と治療方法について見ていきましょう。

どんな病気?

夜間頻尿とは、簡単に言えば、「夜、トイレに行くために何度も目が覚めてしまう状態」のことを言います。
トイレのために頻繁に起きなければならないということで熟睡できず、快適な睡眠が妨げられてしまうことが大きな問題となります。これがあまりにも頻繁になると、日中の活動に支障が出てしまうこともあります。
基本的には加齢とともに患う人が増えていく傾向で、高齢者などに多く見られます。

原因とは?

どんなことが夜間頻尿につながるのでしょうか。
いくつかの原因に分けて、詳しく紹介していきます。

夜間多尿

文字通り、夜の尿量が増えてしまう状態のことを言います。本来ならば、夜はあまりトイレに行かなくて済む時間帯です。なぜなら、抗利尿ホルモン(トイレに行かなくて済むように、尿の量を少なくするために出されるホルモン)が働くからです。しかし、加齢によってこのホルモンの分泌が少なくなってしまうと、夜でも昼間と同じように尿を作り出し、トイレに起きることが増えるのです。

また、「むくみ(浮腫)」によって夜間多尿を引き起こすことがあります。加齢によってリンパ管の機能が低下するため、夕方になると特に足がむくみやすくなります。夜そのままの状態で横になると、足に溜まっていた水分が体内を巡り始め、尿が作られてしまうことになります。

さらに、健康目的に一日の水分摂取量や寝る前の水分摂取が多い人、糖尿病や高血圧などの持病を持っている人などにも、夜間多尿は起きやすいものです。

膀胱容量の低下

加齢とともに増える傾向にある前立腺肥大や過活動膀胱によって、膀胱にためておける尿量が少なくなった場合にも、夜間頻尿は発生しやすくなります。正常な状態ならば「まだまだためておけるぞ」という程度の尿量でもトイレに行きたくなるため、頻繁に目が覚めるようになります。

睡眠障害

「そもそも眠れていないから、何度もトイレに行きたくなる」というケースがあります。睡眠障害自体は若い世代でも起こるものですが、年を重ねるとそのリスクが高くなり、40代から見られるようになると考えられています。
「良質な睡眠」を確保しにくくなる理由は、年を重ねると、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の分泌量が少なくなるからです。また、加齢とともに体を動かす機会が減り、子どものような「疲労による睡眠」が難しくなるからとも言われています。

どんな治療をするの?

では、夜間頻尿はどのように治療していったらよいのでしょうか。
基本的には泌尿器科を受診し、その後で薬物療法を行っていくことになります。
こちら●「病院でよく処方される薬」●を参照して下さい。
また、症状に合わせて、以下のような薬が処方されることもありまので、あわせてご覧ください。

利尿薬

「利尿薬」というと、「尿の排出を促すもの」というイメージを持つ人も多いかと思います。たしかにその通りですが、夜間頻尿の場合は、「昼間に利尿薬を飲んで、昼間の排尿量を増やすことで、夜の尿の量を減らすことができる」という考えに基づいて使用します。
ただし、夜間の尿量を少なくする為だけに昼間に利尿薬を使うのは、本来の利尿薬の目的から外れてしまうということで、夜間頻尿に対する処方には慎重な意見を持つ医師も多くいます。

抗利尿ホルモン剤

抗利尿ホルモン剤は「利尿にあらがうホルモン」を補うことを目的とします。元々は子どもの夜尿症(5~6歳を過ぎてもおねしょをしてしまうもの)対策として作られた薬で、寝る前に使用することで、夜間の尿量を少なくする効果があります。本来は夜尿症や尿崩症が使用の適応となりますが、医師によっては夜間頻尿の治療として用いる場合もあるようです。ただし、重大な副作用が出現する恐れがあるので、医師の指示を守り、十分注意して使用して下さい。

睡眠薬

「なんとなく睡眠薬を使うのは怖い……」と思っている人もいるかもしれませんが、「眠れないからつい何度もトイレに足を運んでしまう」という人にとっては、有用な解決策となりうる薬です。現在は薬局でも睡眠導入剤が売られていますが、できるかぎり病院での処方をお願いしましょう。睡眠障害の場合、頻尿以外の点でも、一度病院にかかっておいた方がよいからです。

ライフスタイルから見る対策

薬だけでなく、ライフスタイルを見直すことも、頻尿を改善するための方法となります。
以下に挙げた方法の他、●「自分でできる頻尿対策」●もご参照ください。

寝る前の水分摂取や飲酒を控える

水を飲みすぎてしまえば、それだけトイレに行く回数も増えやすくなります。またお酒を飲むとトイレが近くなる人も多いはず。水にしろお酒にしろ、寝る前の摂取量はちょっと意識してください。

寝る数時間前から足のむくみをとる

むくみを解消するためには、足の下に毛布を丸めたものを置いて足を高くしたり、むくみとりのためのマッサージをしてみたりしてください。

塩分を控える

塩分のとりすぎはむくみの原因となります。また、塩辛いものを食べると、水分も多く摂りたくなり、結局頻尿を起こしてしまいます。塩分のとりすぎは「高血圧」にも繋がるので、特に意識したいものです。

日中の運動を心がけ、睡眠を促す

上でも述べましたが、「疲労」は良い睡眠薬です。なるべく昼寝を控えて、日中はよく体を動かすようにしてください。無理な運動は禁物ですが、軽い疲れが残るような適度な運動を日々の生活のなかに組み込んでいくことで、良眠が図れることでしょう。

夜間頻尿は、心地よい眠りを邪魔します。心が落ち着かなくなったり、集中力を欠いたりする原因にもなる症状です。決して楽観視せず、その対策をしっかりと考えていってください。また、病院などの手を借りることもためらわないようにしてください。

男性の場合

夜間頻尿ですが、男性の場合は前立腺肥大症が原因となっていることも多々あります。 前立腺肥大症は薬による治療が必要ですが、男性の中には、仕事が休めなくて病院に行っている暇がないという方も多いと思います。

前立腺肥大症の治療薬は、通常は病院で処方してもらう必要がありますが、通販でも購入できることをご存知でしょうか。 以下の記事で、通販でかんたんに購入できる方法をご紹介します。

前立腺肥大症による頻尿の治療薬を通版でかんたんに購入する方法

 

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