尿管結石

尿管結石とは、体内で不要になった物質が、尿管を通じて体外に放出される過程で結晶化し、尿管内で大きくなったものです。

日本人患者のおよそ9割の方が、シュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムを含む(複合もあり)結石を持っています。

日本人の発症率はおよそ10人に1人と言われており、男女比は2~3対1と男性が多いとされています。

我が国の男性のうち、11人に1人は、一生のうちに一度は尿管結石にかかると言われています。

また、男女ともに年々増加傾向にあります。

また、日本人患者の9割以上は、腎臓や尿管に結石ができる上部尿路結石です。

尿管結石は激しい痛みを引き起こすこともあり、尿管結石を発症した人の中には、激痛のため救急車を呼んだり、救急外来を受診する人もいます。

また、再発する可能性が高く、一度尿管結石を発症した人の多くが再び尿管結石を発症しています。

発症した患者のおよそ7割が自然排石、残りの3割が手術を必要としており、結石の大きさが8mmを超えると尿管を通ることが困難となり、自然排石が難しくなります。

主な自覚症状は、左側腹部から性器までのラインに起こる激しい痛みや血尿です。

尿管結石と頻尿

頻尿の原因の一つに尿管結石があります。
尿管結石が膀胱と尿管の接続部分に達すると、結石が膀胱の壁を刺激するため、頻尿などの症状を引き起こします。

結石が腎臓から尿管へ移動すると尿の流れが悪くなり、排尿後に残尿感を感じるため、何度もトイレに行くことになってしまいます。

結石が膀胱付近に落ちてきたり、膀胱に結石が入ったりすると、膀胱を刺激して残尿感を感じたり、頻尿になったりします。

排尿の途中で結石が動いてしまうと途中で尿が途切れてしまうことがあり、短時間で何度もトイレに行くようになってしまいます。

結石が大きくなればなるほど頻尿と残尿感が現れることが多くなり、膀胱から尿道への入り口を塞いでしまうと、最悪の場合は尿がほぼ出なくなることがあります。

その際には結石が尿管をふさいでしまうため、激しい痛みを引き起こします。

痛みに対する治療法としては、鎮痛剤の投与があります。

尿管結石そのものに対する治療法としては、体外で発生させた衝撃波を尿管結石に照射し、尿管結石を破砕する治療や、内視鏡で尿管結石を破砕する治療法などがあります。

また、結石のサイズが比較的小さい場合には、結石そのものに対する積極的治療はせず、状況や痛みの程度に応じて、鎮痛剤で痛みを取りながら、自然に結石が体外に排出されるのを待つ場合もあります。

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