残尿測定

残尿測定とは、排尿直後に膀胱内に残っている尿量を調べる検査です。

排尿後であっても膀胱内に尿が残ることを残尿と言います。

この残尿が多いと体内で違和感を感じるだけではなく、膀胱容量そのものが減少して、頻尿を引き起こす原因となります。

そしてこの状態が進むと、膀胱炎などにもかかりやすくなってしまうのです。

残尿という体の状態を測定するには、残尿測定という方法があります。

これは泌尿器科で頻繁に行われる検査ですが、基本的には残尿が10ml以下であれば正常という判断が医師によって下されるのです。

排尿後すぐに超音波検査(腹部にゼリーを塗布してエコーを当てる)を行うことにより、残尿量を簡単に調べることができます。

時間的にも数分で検査ができ、費用的にも低額なため、泌尿器科で行われる主流の検査方法となっています。

また、尿道から膀胱へ細管を直接挿入して、管から出てくる尿量を直接計測する方法もあります。

残尿測定を行うことで、男性に関しては、前立腺がんや前立腺肥大症、女性に関しては、大腸菌の感染による膀胱炎の罹患を知る手がかりになります。

残尿は感染や結石の原因になるだけではなく、体の様々な疾患とも密接に関わってきますので、残尿測定を行うことによって、そこに隠された疾患を明らかにすることができます。

残尿測定と頻尿

残尿測定を行うことで、頻尿の症状を知ることができます。

頻尿とは、尿の出る回数が多い、またはトイレが近いことを指します。

定義としては、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回を越える場合は、頻尿と判断されます。

ただし、排尿回数には個人差がありますので、一概には言えません。

過活動膀胱になると、排尿筋が過剰収縮してしまうことで、膀胱に尿をあまり溜められなくなり、頻尿になります。

特に男性の場合、前立腺の筋肉が過剰収縮したり、前立腺が肥大することで尿道が圧迫され、排尿時に尿が途切れて出にくくなります。

また女性の場合には、妊娠・出産、加齢によって筋肉が衰え、骨盤底筋にゆるみが出たことにより、頻尿の症状が出ることがあります。

尿が出にくいまたは尿の切れが悪い、夜間のみ頻尿といった症状が現れたりする場合には、専門医の診断を受けた方がよいでしょう。

こうした症状を持つ方の中には、加齢によって出る症状だから治す方法はないと考えている方も多いです。

しかし、頻尿には何らかの他の原因が隠れている可能性もあり、病院での超音波検査や残尿測定などによって、前立腺癌の早期発見につながることもありますから、まずは専門医にご相談ください。

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