生薬

生薬とは、薬効成分を持つ動植物や鉱物から作られた薬のもとになるものです。

体質や体の不調の改善を目的に、日本では生薬製剤などの医薬品、食品などの健康食品の2種類に分けられています。

なお、生薬は天然産物であるため、同じ植物でも栽培方法の違いや産地の気候や気温などで成分に違いがあることも多く、薬効成分の含有量は一定ではありません。

日本では生薬を単独で使用することもありますが、収穫した生薬を乾燥して砕いたり、すり潰したりする加工を経て生薬を抽出し、漢方医学の理論に基づき、複数の生薬を組み合わせた漢方薬を使用する例が多く見られます。

生薬と頻尿

頻尿は、膀胱の周囲の筋肉が硬くなることによって、尿を溜める機能が落ちている状態の時に起こります。

また、ストレスや精神的な負荷が原因で起こることもあります。

頻尿に効果のある漢方薬としては、9種類の生薬が配合された「清心蓮子飲」というものがあります。

清心蓮子飲に含まれる生薬の一つである「レンニク」が、硬くなった膀胱の周辺の筋肉を緩め、膀胱を広げることにより、尿を溜める機能を改善します。

また、心身を落ち着かせる効果もあり、患部の炎症を鎮める作用もあります。

また、加齢による膀胱の機能の低下や夜間頻尿がある場合には、8種類の生薬からなる「八味地黄丸」が適しています。

八味地黄丸の中に含まれる「附子」という生薬は、冷えを伴う痛みを取り除き、体を温めて特に夜間頻尿の改善に効果的です。

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